リバランスは頻繁にすべきか?

kabu

リバランスを取り入れた方がいいのは確かです。

株式と債券を50%ずつ持っていても、株価が上昇して1.5倍になったら75:50という内訳になります。

この後、株価が下落すると資産の目減りが大きくなります。だから膨らんだ資産を売ったり、それ以外を買い足したりします。

ただし、強く意識する必要はありません。

リバランスを毎月・半年・1年・3年・5年ごとに行った場合、リスクやリターンがどのように変化するかを試算したことがあります。

しかし、毎月も5年間隔もリスクに大差はありませんでした。リターンはむしろ3年に1度が一番高いぐらいです。

私は年に1回、覚えやすいように自分の誕生日にリバランスすることを勧めています。

ポートフォリオの定期健康診断といったところです。

一方、上昇・下落局面を経てバランスが大きく崩れたときにリバランスをする手もあります。

機関投資家は短期的なリターンを追求するために両方を高頻度で行っていますが、個人投資家がそこまでやる意味はありません。

管理人

どんな資産を選べばよい?

kabu

その前にまずこの質問に答えてください。

「あなたは投資金額が年間でどれぐらいの割合で減ると動揺してしまいますか?」。

質問の答えから分かるのは、損失に対する「我慢度」です。もし一時的な含み損が2割になると我慢できないなら、株式に資産を集中しない方がいい。

株式のボラティリティー(変動率)はプラスマイナス20%ですから、振れ幅は40%です。

精神的な限界以上に資産が減るかもしれない。そうなると、耐え切れずに慌てて全額売ってしまうことだってあるでしょう。

投資を始めるに当たって、多くの人は相場や銘柄について勉強しますが、自分自身についての理解を深める努力が欠けています。

孫子の「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉を思い出してください。先ほどの例で言えば、資金の半分を株式投信に投じて、残りを現金で保有しておけば、ボラティリティーを半分にとどめられます。

主な資産クラスのボラティリティーは実は覚えやすく、国内債券は5%、海外債券は10%、先進国株は20%、BRICsなど新興国株への分散投資は30%、特定の新興国だけだと40%。

あくまで目安ですが、知っておくとポ-トフォリオを考える際に便利です。

管理人

未来は読めない

kabu

長期投資の「長期」はどれぐらいの期間を指すのでしょうか?

5年先の将来でも遠くに感じる人は多いかもしれません。でも人は過去と将来の時間について感じ方が違う気がします。

リーマン・ショツクが起きたのは5年半前です。随分前なのについこの間のような気がするでしょう。

始める年齢によっても異なりますが、長期投資では最低10~20年間を意識してもらいたいです。

その理由は、3~5年程度の短い期間では景気循環の一部しか捉えられないからです。投資期間が長くなるほど、時間が味方になってくれます。世界経済の規模はジグザグの曲線を描きながらも基本的には上昇していくものです。

投資をしていると時には相場の下落にも見舞われますが、下がりっぱなしの株や債券の相場なんてありません。ここが宝くじとは違う点です。個人投資家が資産形成のために目指すべきなのは長期投資なのです。

なぜ積み立て投資が有効なのでしょうか?

定期的に同じ金額を特定の資産に投資していく「ドルコスト平均法」のメリットは、相場観を意識しなくてもいいことです。

それを理解するには、「安く買って高く売る」という投資の基本がいかに難しいかを説明しておきましょう。

1983年末に日本株市場(日経平均株価)に100万円投資していたという仮定に基づくシミュレーションです。インデックス投信を買って何もせず保有しておくと30年後の2013年末にはおよそ2.5倍の248万円まで増えます。

次に期間中、最も日経平均が伸びた3年だけ市場から引き揚げていた場合です。結果は67万円となって、27年間投資しながらもマイナスになってしまいました。参考までに投資が上手な方が下落局面の3年だけを見事に回避した場合は、最終金額は918万円にまで達します。

27年間投資していても価格変動を恐れて3年間だけ投信を解約してしまうと、「利確」ならぬ「損確」になるのです。

定期預金にも及びません。つまり相場の先行きを読んでの売買は難しく、何か起きても悠然と市場に居続けることが大事だと分かります。

だからこそ、積み立てという時間分散が有効なのです。

管理人