未来は読めない

kabu

長期投資の「長期」はどれぐらいの期間を指すのでしょうか?

5年先の将来でも遠くに感じる人は多いかもしれません。でも人は過去と将来の時間について感じ方が違う気がします。

リーマン・ショツクが起きたのは5年半前です。随分前なのについこの間のような気がするでしょう。

始める年齢によっても異なりますが、長期投資では最低10~20年間を意識してもらいたいです。

その理由は、3~5年程度の短い期間では景気循環の一部しか捉えられないからです。投資期間が長くなるほど、時間が味方になってくれます。世界経済の規模はジグザグの曲線を描きながらも基本的には上昇していくものです。

投資をしていると時には相場の下落にも見舞われますが、下がりっぱなしの株や債券の相場なんてありません。ここが宝くじとは違う点です。個人投資家が資産形成のために目指すべきなのは長期投資なのです。

なぜ積み立て投資が有効なのでしょうか?

定期的に同じ金額を特定の資産に投資していく「ドルコスト平均法」のメリットは、相場観を意識しなくてもいいことです。

それを理解するには、「安く買って高く売る」という投資の基本がいかに難しいかを説明しておきましょう。

1983年末に日本株市場(日経平均株価)に100万円投資していたという仮定に基づくシミュレーションです。インデックス投信を買って何もせず保有しておくと30年後の2013年末にはおよそ2.5倍の248万円まで増えます。

次に期間中、最も日経平均が伸びた3年だけ市場から引き揚げていた場合です。結果は67万円となって、27年間投資しながらもマイナスになってしまいました。参考までに投資が上手な方が下落局面の3年だけを見事に回避した場合は、最終金額は918万円にまで達します。

27年間投資していても価格変動を恐れて3年間だけ投信を解約してしまうと、「利確」ならぬ「損確」になるのです。

定期預金にも及びません。つまり相場の先行きを読んでの売買は難しく、何か起きても悠然と市場に居続けることが大事だと分かります。

だからこそ、積み立てという時間分散が有効なのです。

管理人

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