中小型株は来期の増益率とROEに注目

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株式市場の関心は徐々に大型株から中小型株に移っている。東証規模別株価指数を見ると、2013年の大型株・中型株はいずれも50%超上げたのに対し、小型株は45%の上昇率にとどまった。14年に入ると、大型株の下げがきついのに比べ、中型株・小型株が下がりそうでなかなか下がらない状況になっている。

上げも下げも大型株が主導しているのが今の状況だ。ただ海外投資家の売り買いの影響が少ない日本の中小型株はこれから注目を集める可能性がある。

中小型株の業績は14年度、2桁台の経常増益率の銘柄のレア度が増す情勢。13年度は円安で増益率が高くなる銘柄が増えたが、14年度はそうはいかない。個別銘柄の選別が重要になる。

具体的には「ROE(自己資本利益率)」「業績」「成長力」の3つがキーワード。今は割安指標以上に、中長期で銘柄を買えるかという視点が大切。そして「経営者がどんな人か」を見極める必要もある。オーナー企業なら、後継者にはどんな人が就く見通しかなども確認したい。

では中小型株の市場では今後、どんなテーマが浮上しそうか。

例に挙げられるのが、「少子高齢化社会における都市開発」。高齢者は日常生活でなかなか遠くまで移動できないため、徒歩圏で生活をこなす都市に住み替える必要がある。

こうした中ではメッセージ社などの高齢者居住施設銘柄、不動産開発銘柄が注目を集めそう。

海外投資家の関心が高いヘルスケアも良さそう。ただ、勝ち組がある程度固まっている銘柄を抽出したい。調剤薬局の勝ち組はアインファーマシーズ社。競争が激しい分野では財務・業績を見比べて、競争優位な銘柄を見極めておくことも大切。

負けない戦略

一、ROE、業績、成長力が重要 : 利益が伸びていかないと、中長期投資はできない。
二、有望テーマを探り当てる : 「高齢化社会の都市開発」などを皮膚感覚を生かして探してみよう。
三、勝ち組を見極める : 財務・業績分析のほか、各種市場リポートを調べてトップを探そう。

管理人

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